「新・芸能人の多才な美術展」実行委員会(主催:特定非営利活動法人文化財保存支援機構、企画:ラリス株式会社)は、4月9日(月)から4月13日(金)までの5日間、全国の巡回に先立ち、憲政記念館(千代田区永田町)にて、芸能人や国会議員などの美術作品を展示する『新・芸能人の多才な美術展』を開催します。
今年で9年目を迎える『新・芸能人の多才な美術展』は、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」をテーマに、現職の内閣総理大臣として初めて安倍首相が出品するほか、国会議員や芸能人などを中心に、総勢70人の作家が参加し、145点もの作品を一堂に展示します。
白いキャンパスに各々の個性や感性を活かして自由に表現する。それが絵であろうと書であろうと、世俗を忘れさせ、疲れた心を癒し、豊かにしてくれます。これが私共の意図した芸術文化の創造といったことで、このような創作する意欲の輪を広く一般
の方々にも拡げて行きたいと考え、芸能人や文化人の方に協力を呼びかけ、平成11年から「芸能人の多才な美術展」を開催しています。今回は、同美術展を通
じて、家族との絆も深めてもらいたいといった願いから夫婦での参加も募りました。
同美術展に関しては、過去8年間で165万人を超える来場者が訪れていますが、今年は文化庁の後援も得ており、昨年よりも規模が拡大することから、今回も数多くの来場者が予測されます。
第1会場となる憲政記念館は、昭和45年に日本が議会開設80年を迎えたのを記念して議会制民主主義について一般
の認識を深めることを目的に設立されましたが、ここでの美術展の開催は過去に例のないことで、昨年の同美術展の開館が初めてのこととなり、今年はその2回目をとなります。また、憲政記念館での開催を皮切りに、今後は広島、岩手などが既に予定されており、順次会場を決定し、全国を巡回していきます。
出品者は、衆議院芸術議員連盟会員をはじめ、国会議員有志の方々や、芸能人、書家などで、職業、年齢、
性別なども様々な方々で、文化の創造や交流を願って、心を一つに作品を手がけています。
特に今回は、安倍晋三首相が初出品となるほか、世界で広く活躍しているフランスの有名画家のマークエ
ステル氏による出品や、映画「天と地と」「蒼き狼」のタイトル文字でおなじみのマルチアーティストの金田石城氏が特別
に参加するなど、今までにない顔ぶれで多才な作品を紹介。更に、出品者の中には、市田喜一氏(左時枝ご主人)、鳩山
幸氏(鳩山由紀夫夫人)、増田 登氏(八代亜紀ご主人)の3名がご夫婦で参加されます。
このほか、同美術展については、「文化財保存活動支援のためのチャリティー企画」と位
置づけ、世界遺産を始め、文化遺産を保護することが我々の未来にとって如何に重要であるかと云うこと、それに、この美術展の主催および後援の団体が文化財の保護にどのような活動をしているかなどもパネルで展示して、来場者の方の理解を深めていきます。
なお、憲政記念館ではチャリティーグッズの販売やチャリティーボックスを設置しませんが、次の第2会場からはチャリティーグッズの販売とチャリティーボックスも設置し、その収益や投入寄金を文化財の保存活動支援に役立てられることになります。
今年度は、後援の文化庁と相談のうえ、過去に文化を創り出して来た、世界に誇れる和紙漉き等、様々な伝統技能で、老齢化や後継者不足等により、滅びつつあるものの保存や後継者育成に助成することも計画しており、文化財保護には皆様から大いなる関心を寄せています。
この『新・芸能人の多才な美術展』の考え方や活動についてご理解いただき、この活動の輪を広く一般
の方々に拡げていくことを願っています。 |