第12回『文化人・芸能人の多才な美術展』プロジェクトについて
『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、5月24日(月)から5月27日(木)までの計4日間に渡り、全国の巡回に先立ち、憲政記念館(東京都千代田区永田町)を第1会場として、芸能人、国会議員、漫画、アニメ作家などの美術作品を紹介する『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催します。
白いキャンパスに各々の個性や感性を活かして自由に表現する。芸術とは特別の人たちのものではなく、それが絵であろうとオブジェであろうと、世俗を忘れさせ、疲れた心を癒し、豊かにしてくれます。
これが私共の意図した芸術文化の創造といったことで、創作する意欲の輪を広く一般の方々にも拡げて行きたいとの願いから、芸能人や文化人の方々に協力を呼びかけ、平成11年から「芸能人の多才な美術展(旧タイトル)※」として美術展を行っています。
今年で12回目となる『文化人・芸能人の多才な美術展』は、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」をテーマとし、現職の内閣総理大臣として鳩山由紀夫首相の出品をはじめ、歴代の総理(麻生前内閣総理大臣、福田元内閣総理大臣、安倍元内閣総理大臣、海部元内閣総理大臣、中曽根康弘元内閣総理大臣)や、初出品作家として熊田曜子、中村繁之、益戸育江(高樹沙耶)、松本零士、さいとうたかを、ちばてつや、矢口高雄、江田五月(参議院議長)、川端達夫(衆・文部科学大臣)、谷垣禎一(自民党総裁)などを迎え、総勢にして過去最大の92名が参加し、約160点もの作品を一同に展示。
この12年間の集大成ともいえる数多くの作家の協力のもと、今までになかった新しいジャンルとして漫画、アニメが加わることや、日米の文化交流や国際親善も今後の視野に入れ、会場も国内外での開催を計画するなど、既成概念に捉われることなく自由な発想で制作されたオリジナリティあふれる作品の数々を公開し、より身近で誰もが楽しめ、エンターテインメントともいえる柔軟で新しい発想の美術展として地位を確立していきます。
特に今回は、銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトなどの松本零士の人気キャラクターがひとつに描かれた本邦初公開となる原画「わが青春の心の友人たち!!」をはじめ、ちばてつやの代表作として知られるあしたのジョーの貴重な原画「あしたのジョー」や、熊田曜子が自身のプロポーションを活かして石膏像の制作に挑んだ「分身」、キングオブポップのマイケルジャクソンを描いた中村繁之のイラスト「マイケルジャクソン」など、初出品作家の作品が必見です。
また、今年フランス芸術文化勲章の最高章「コマンドール」を受章した北野武がポスターカラーで七福神をポップに描いた「七福神」や、美空ひばりが生前に心境を綴った未発表作品の水彩の色紙「クレオパトラ…」、吉田照美が異次元の世界を描いた具象絵画「不思議な夢」など、新しい作品を公開していきます。更には、現職の内閣総理大臣鳩山由紀夫首相から寄せられた書「友愛(意味=「母性愛」を根源とする人格の尊重が基調であり、相互尊重、相互理解、相互扶助によって、新しい価値と夢のある未来を拓くために、人種、宗教、民族、国家、言語の壁を超越して、人間と人間、自然と人間との共生を目指して恒久的な世界平和と人類の幸せを実現することの意)」のほか、谷垣禎一自民党総裁の書「慎独(意味=自分一人のときでも、行いを慎み雑念の起こらないようにすることの意)」など、人々に驚きと感動を与える数多くの作品を紹介します。
第1会場の憲政記念館では、初日の5月24日(月)に、松本零士、熊田曜子をゲストに迎えるほか、出品者が多数来場を予定。憲政記念館での開催を皮切りに、大分、鹿児島、兵庫、更には米国に進出するなど、美術館、博物館、国公立文化施設、百貨店などを会場として国内外を巡回していく計画です。
同美術展については、「地球環境保護と文化財救済活動支援のチャリティー企画」となり、憲政記念館での開催以降、チャリティーグッズの販売やチャリティーボックスを各会場に設置し、その収益や投入寄金を文化財の救済活動支援に役立てられることになります。『文化人・芸能人の多才な美術展』の考え方や活動について、この活動の輪を広く一般の方々に拡げていくことを願っています。
なお、詳細については、別紙をご参照下さい。
※ 「芸能人の多才な美術展(旧タイトル)」は、平成11年(1999年)から開始し、昨年までの11年間で、延べ193万人以上の観客を動員している美術展です。第1回目は、福祉を目的としたチャリティー企画として同美術展を開催。その後、文化財保護支援のチャリティー企画として、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」をテーマに、美術展としては異例の憲政記会館を会場にするなど、芸能人や政治家などの才能ある作家の協力をいただきながら、平成20年(2008年)から『文化人・芸能人の多才な美術展』と美術展のタイトルも改め、今年で12回目を迎えることになりました。