2023年11月10日
特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会
『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
文化財保護・救済活動支援チャリティー企画
〜「日本の底力」をテーマに、総勢95名の著名人が参加し、142点のアート作品を一挙に公開〜
25周年特別記念『文化人・芸能人の多才な美術展』開催
-本邦初公開となるエンゼルス・大谷翔平選手が実際に着用したユニフォームなどを特別展示-
-出展者は、現職の内閣総理大臣岸田文雄はじめ、ハリウッド映画の出演で注目の浅野忠信さん、インスタグラムのフォロワー数が96万人の人気モデルのマギーさん、オリンピックサーフィン銅メダリスト都筑有夢路さんなど、世界を舞台に活躍している豪華な顔ぶれが集結します-
24周年「文化人・芸能人の多才な美術展」2022の開催概要はこちら
特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会(理事長・松岡久美子)と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、2023年7月29日(土)〜 8月13日(日)までの16日間、東急プラザ銀座3階(東京都中央区銀座5-2-1)を会場として、俳優、ファッションモデル、ミュージシャン、スポーツ選手、写真家、漫画家、国会議員などが出展に協力し、総勢95名(142点)の美術作品を一堂に集めて公開する25周年特別記念『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催します。
『文化人・芸能人の多才な美術展』とは、幅広い層の方々に多才な作品を鑑賞してもらい、鑑賞者も創作意欲を掻き立て芸術活動に挑戦してもらいたいと考え、一人ひとりの誰もが文化の担い手であることを認識していただく場となることを1つの目標としています。今回で25周年を迎える当美術展は、「日本の底力(The Latent Power of Japan)」をテーマとし、ウクライナ戦争をはじめ、コロナの感染拡大、自然災害などがもたらしている世界的な情勢不安と経済危機を乗り越えようと、アートを通じた日本のモノづくりの力を世界に向けて発信することにしました。
特に今回は、本年度のテーマにふさわしい作品を取り上げたいと考え、MLBにおいて日本人初のサイクル安打を達成したロサンゼルス・エンゼルスの「二刀流」として活躍中の大谷翔平選手が実際に使用したスペシャルアイテムの特別展示を実現。スペシャルアイテムは、大谷選手がMVPに選ばれた年の2021年4月19日のテキサスレンジャーズ戦で実際に使用したバットをはじめ、2022年オールスターで着用し初ヒットを放った際に着用していたオールスターヘルメット、2022年の試合の中で複数回使用していたバッティンググローブ、2022年5月29日のトロント・ブルージェイズ戦で着用したジャージをサプライズ企画として本邦初公開します。
そして、当美術展の初出展作家は、ハリウッド映画の出演で注目を集める俳優の浅野忠信さんがボールペンで人物を描いた絵画をはじめ、浅野忠信の長女でモデルのSUMIREさんがアクリル絵の具で抽象画を制作した「気まぐれの国」、インスタグラムのフォロワーが96万人もの登録者数で人気モデルのマギーさんと海外で活躍中の写真家LESLIE KEEさんとのコラボレーションで実現した写真「MAGGY」、2020年東京オリンピックサーフィン女子銅メダリストの都筑有夢路さんが使用したサーフボードにスプレーアートを施した「海に羽ばたく蝶」、湘南ベルマーレに所属し日本代表のプロサッカー選手の町野修斗さんがFIFA World Cup Qatar 2022の日本代表で着用したユニホーム「Die Trikots mit am gro¨ssten Ehre und Entta¨uschung.1番誇らしい、1番悔しかったユニフォーム。」、ラッパー・ミュージシャンのANARCHYさんがデビルのイラストを描いた「ANARCHY DEVIL」、声優・アイドルの成瀬瑛美・えいたそさんが “みんな元気でHAPPY”とメッセージを綴った「エタナール☆ポジティブ☆パワー!」、浜崎あゆみや広瀬香美の音楽プロデュースを手掛けた実績のある音楽監督の本間昭光さんがアクリル画に初挑戦した作品「danza chiave(踊る記号)」など、世界を舞台に活躍している豪華な顔ぶれが集結。
また、第90回・第92回アカデミー賞オスカーを受賞のメイクアップアーティスト・現代美術家Kazu HiroさんがAndy Warholの巨大オブジェを制作した「Warhol(高さ186.69cm×幅76.2cm×重さ101Kg)」、ダンスボーカルユニットEXILEのメインボーカルとして活躍中のTAKAHIROさんが書に今年のテーマに合わせて魂を吹き込んだ「愛」「夢」「幸」「希望」、人気アイドルグループSKE48のチームSの北川愛乃さんが11個の木箱にカラフルでポップな模様を描いたオブジェ「命の起源」、女性ファッションモデルでタレントの益若つばささんが撮影した写真「COVID-19 pandemic」「post-COVID-19」、タレントのラトナ・サリ・デヴィ・スカルノさんが描いた油彩「カリナ18歳の装い」など、世界的なアーティストや人気有名タレントが作品を出品しています。
このほか、プロカメラマンによる作品も展示。ボクシングカメラマンの福田直樹さんは、井上尚弥選手とノニト・ドネア選手の世紀の再戦を撮影した写真「井上尚弥」、日本ボクシング界の次期スター候補筆頭として注目を集めている那須川天心さんを撮影した写真「那須川天心」を出品。報道カメラマン宮嶋茂樹さんがウクライナの戦場で撮影した写真「2023年3月 ドヴヘンケ村」「2022年5月 聖ミハエル広場」「2022年5月 ハルキウ市 地下鉄へロイフ・プラッツィ駅」を出品します。
更には、政界からは、内閣総理大臣の岸田文雄による書「天真爛漫」、第92代内閣総理大臣の麻生太郎さん(副総理大臣) が今年のテーマに魂を込めた書「精強制九天」、元宿仁さん(自由民主党本部事務総長)の油彩画・大作を描き上げた新作「ふる里の冬(縦1,167 cm×横910 cm/50号)」などの参加が決定しました。
なお、本美術展は「東急プラザ銀座」の会場を皮切りに、順次、全国の美術館、博物館、国公立文化施設、商業施設、百貨店などを巡回していく考えです。
本美術展の詳細については、別紙をご参照下さい。
「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会事務局 代表・松岡久美子
ラリス株式会社 TEL.:03-5771-6555(代)FAX.:03-5771-8833
広報担当 柳生、井上、篠原
ご挨拶
テーマ「日本の底力」
The Latent Power of Japan
「文化人・芸能人の多才な美術展」は、文字通り、文化人・芸能人そして国会議員などが制 作した絵画を中心に、彫刻・写真・書・陶芸といった様々な分野の作品から構成されるもの です。これまでに歴代の内閣総理大臣をはじめ、世界的に著名な方々にもご参加をいただいてきました。
この美術展は、その年の時事問題を中心にテーマを掲げ、そのテーマにふさわしい人物を 選び出し、出展交渉を行い、あわせて各部門の作品を選考し、全体を構成するという、他では類を見ない展覧会として国内外から注目されているものでもあります。 平成11年(1999)からはじめたこの展覧会は、今年で25年目を迎えますが、これまでの出 展者総数は1617名、総来場者数は全国133会場で289万人を数えるまでに発展し、私が目 指してきたEntertainment Artという分野が確実に育ち確固たる地位を確立することができ 嬉しく思っております。
今年のテーマは「日本の底力」The Latent Power of Japanとしました。それはコロナ禍、 ウクライナ戦争、そしてさまざまな自然災害などがもたらした世界的な情勢不安と経済危機 を考えると、今こそ、「日本の底力」を見直し、その力を世界の平和と安定のために傾注すべき時だと考えたからです。
例えば、現代の私たちの生活に必要不可欠な半導体。この半導体がいま先の影響などに より世界的に不足し、産業界に大きな影響を与えています。日本の半導体メーカーは1980 年代には世界で最も大きなシェアを持っていましたが、その後の高性能化に後れをとり、今 や世界の上位は米国、韓国、台湾のメーカーが占めています。これに対し、経済産業省は「半 導体・デジタル産業戦略検討会議」を立ち上げ、その開発や生産拠点の誘致などに力を入 れるなど、日本の半導体産業の立て直しに取り組み、日本の企業もこうした政府の動きと連動し、半導体産業の活発化に努めています。また世界に先駆けて塩野義製薬株式会社が、 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の開発に取り組み、国内に止まらず海外で の実用化に向けた提携先との緊密な連携、ならびに生産を含むグローバルサプライチェーンの強化を図っています。この他、現在世界の中でシェアが高い日本の製造品には自動車、 ゲーム機、一眼レフカメラなどがあります。各企業は最先端の技術を駆使し、「日本の底力」を世界に示しています。しかし、そこには日本が伝統的に培ってきた素晴らしい技術力が潜んで いることを私たちはもっと認識すべきだと思いますし、またそれを世界に向けて、もっと発信す べきだとも思います。その技術力は永い歴史の中で培われた精神文化や物質文化から誕生したものです。そして、その感性を生み出すものが芸術だと言えるでしょう。伝統的技術が新 たな技術を生んできたように、日本ならではの精神性に基づいた伝統芸術から新たな現代 美術も数多く誕生しています。芸術、アートは、まさにモノづくりの源であり、モノづくり日本の 原点を考える上で、そして現代社会を考える上でも極めて重要な存在であると思います。本展がそのことへの気づきとなり、改めて「日本の底力」を見直す機会になれば幸いです。
「日本国際文化遺産協会」理事長
アートプロデューサー 美術評論家 松岡久美子