『文化人・芸能人の多才な美術展』出品者の声
■EXILE TAKAHIROさん
Q1.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
最初に、当美術展へご参加いただき、誠にありがとうございます。当美術展は、文化財保護・救済活動支援チャリティーを趣旨とし、今年のテーマは「顔は人生のキャンバス」 としました。こうした趣旨やテーマについて、どのようなご意見をお持ちでしょうか。
A1. EXILE TAKAHIROさん
まずは作品出展へのお声がけ、誠にありがとうございます。
“顔は人生のキャンバス”。 とても深いテーマだなと感じました。まだ37年ほどしか人生を歩んでいない自分が言うのもおこがましいですが、人間の顔にはそのとき・そのタイミングでの生き方や生き様、姿勢、心の状態が驚くほど正直に反映されるものだと感じています。コロナ禍をはじめ、自然災害や争いといったつらい情報に溢れている現代。胸が痛んだり心が疲弊することで憂鬱になってしまいがちですが、どうかネガティブになることに慣れず、目の輝きを失わず、皆さんが自分自身を大切にして活き活きとした人生を彩っていってほしい――。そんな想いを込めて、僕にとって大切な作品“尊厳” と“誇” を出展させて頂きました。
Q2.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
続いて、出品作品について、制作のエピソードをお話ください。作品へのこだわり、制作上で苦労した点などの説明をお願いします。
A2. EXILE TAKAHIROさん
“尊厳” “誇” ともに約10年前に制作した作品で、書と写真を融合したデジタルアートになっています。“尊厳” にも “誇” にも“まず自分を大切にして、自分を愛する。そして、自分の周りにいる人を尊重して大切にする”という大テーマが軸としてあります。人は本来みんなが平等で、各々が “誇” を持っている。 自分が自分に……、そして一人ひとりがもっと他者の個と各々が持つ誇りを尊重し合えることができたら、きっとそれが思いやりや優しさにつながって、もっと素敵な世界になるのかな、と。皆さんがこれから人生を歩み進めていくなかでこの作品が、希望を見出せなくなったときや何か壁にぶつかったときに皆さんを前向きに、皆さんの表情に明るい色が足せるようなお手伝いが少しでも出来たら本望です。
Q3.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
当美術展にご参加いただいた想い、期待していることなどをお話いただけますか。
A3.EXILE TAKAHIROさん
24周年、おめでとうございます。そして、コロナ禍での開催ということで、準備を含めとても大変だったと思いますが、改めまして開催おめでとうございます。この “文化人・芸能人の多才な美術展” に初めてお声がけ頂いたのは2012年のことでした。
今年で3回目の出展となりますが、24年と長きに渡り愛されている素晴らしい美術展に出展できることは、僕の自信にもつながっています。毎年時世にあった奥深いテーマのもと、そのテーマに沿った素晴らしい作品の数々には僕自身も圧倒され、時に考えさせられ、かつ感性を磨くことができますし、歌やライヴとは違った角度からご来場頂く方々に “笑顔” や “元気” といったものを届けられたらとても嬉しく思います。
Q4.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
今後も当美術展に参加していただきたいと思っていますが、もしも次に出品するならどんな作品を公開していただけますか。もしくは、どんな作品制作にチャレンジしてみたいとお考えでしょうか。
A4.EXILE TAKAHIROさん
かなり前に制作したことはあったのですが、久しぶりに大きな書を書いてみたいです。
どうしても大きい作品だと場所も選びますし、なかなか書ける機会がないので。また、有名書家の方とコラボレーションなどもしてみたいですね。
Q5.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
最後に、ファンの方々に向けたメッセージをお願いします。
A5. EXILE TAKAHIROさん
いつも温かい応援、そして支えて下さりありがとうございます。このたび、“24 周年 文化人・芸能人の多才な美術展” に約10年ぶりに出展させて頂けることになりました。生きづらい、ストレスがかかる現代ではありますがコロナ禍においてまったくライヴができない時期を経験し、それでも常にメッセージを通して支えて下さったり、いざライヴを再開したときにファンの皆さんとやっと再会できてとてもパワーをもらいました。その恩返しになるかはわかりませんが、僕の大切な作品に触れることで、何かパワーを届けられたら嬉しく思っています。そして僕だけではなく、たくさんの著名な方々が作品を出展されています。数々の素晴らしいアートから皆さんなりになにか“気づき”を見つけてみてください。僕自身も楽しみです。
■EXILE TAKAHIROプロフィール
12月8日生まれ。O型。
ダンス&ヴォーカルグループ "EXILE" のヴォーカル。グループとしての活動以外に、ソロとしてファンクラブツアー『TAKAHIRO 道の駅』で47都道府県を回り、EXILEの楽曲をカバーしていく「EXILE RESPECT」シリーズをリリースしている。
また、2014年に個展「始 -絵具バカ日誌-」を開くほど書道と絵画にも秀逸。「文化人・芸能人の多才な美術展」には、2012年と2013年にも作品を出展した。現在、EXILE ATSUSHIが限定復活し15人でのEXILEで全国ドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH"」開催中。