『文化人・芸能人の多才な美術展』出品者の声
吉村界人さんカンタさん(水溜りボンド)さん秋川雅史さん元宿仁さんおもてちゃん楠木まゆさん
辻一弘さん山田憲典さん40mPさん山口ヒロキさん武部勤さん山谷 えり子さん小川賢太郎さん
川楓ヰ「さん谷花音さん岩崎未来さん小山美枝さん海老原有紀さんジョー小泉さん
「SEKAI NO OWARI」 Fukaseさん役所広司さん土屋アンナさん押切もえさん舞川あいくさん
LiLiCoさんネルソン・マンデラ財団TAKAHIROさん鈴木福くんキンタロー。さんコロッケさん
TAKAHIROさん中川翔子さん横尾美美さん渡部陽一さん中邑真輔さん松本零士さん
熊田曜子さん

吉村界人さん

高い演技力や個性が光る俳優の吉村界人さんですが、今回初めて「文化人・芸能人の多才な美術展」に出品していただくことになりました。吉村界人さんの出品作のエピソードや、アートとの関わりについてなどをお聞きします。

Q1.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

この度は、第21回『文化人・芸能人の多才な美術展』2020にご出品いただき、誠にありがとうございます。吉村界人さんには、当美術展にて油彩の大作となる「独房」をご出品いただきましたが、油絵についてお聞きしてみたいと思います。
吉村界人さんが油絵を描かれるようになったのは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか?
お母さまが油絵を描かれていたと聞いたことがありますが、そうしたお母さまの影響もあるのでしょうか?いつ頃からどのようにして油絵を描くようになったのかなど、経緯を教えて下さい。

A1. 吉村界人さん

母は油絵を描いてましたが、僕はペンキから始めてその後にアクリルです。
多少なりとも母の影響はあると思いますが、ただ記録したかっただけです。
21〜22才の頃は本当に時間は腐る程にあるのに、仕事や欲望や理想はずっとずっと遠くにあり、そんな枯渇している自分を何かに残したかったんだと思います。
心のやり場の無さみたいなものが言葉になって言葉が色になったんだと感じます。
眠れない夜に100円のスケッチブックに、100円のペンキをぶちまけたのが始まりです。

Q2.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

続いて、出品作の「独房」について、もう少し詳しく質問させていただきます。
100号の大作となる「独房」は、作品タイトルも個性的ですが、色彩にも注目しました。激しく表現された印象のある作品に見えながら、本来であれば強い色となる黒い線なども、不思議と全体的に優しく調和しているようにも感じられます。
作品のテーマや色彩について、こだわったことや大切にしていることがあればお知らせ下さい。また、「独房」の制作にあたって、苦労されたことや、上手くいったポイントなどもご紹介をお願いします。

A2. 吉村界人さん

この作品は、実は1ヶ月くらいの猶予があったのに提出期限が2日前に迫って、ようやく描きました。こだわりというか、この5、6年の中で、夜、鏡で自分を見つめることができなかった時があり、そんな壊れそうな自分を思い出し、叫ぶようにその時はキャンバスを見つめ描き続けました。
この絵に限らず、絵に関してはうまくいったなんて思ったことはないです。
多分、普通の人よりも模写することや色彩の能力が低いからです。
でも誰かを想像して描いた時に、その人が少しでも笑ってくれたら僕も不思議と笑ってしまいますが(笑)

Q3.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

吉村界人さんは、好きな画家や、影響を受けた絵画はありますか?
併せて、吉村界人さんにとって、油絵とはどのようなものなのか、もしくは今後はどのような作品にチャレンジしてみたいかなど、絵の制作に関してのお考えを教えて下さい。

A3. 吉村界人さん

好きな画家は特にはいませんがクリムトの接吻だけは、一人暮らしを始める時に唯一、実家から拝借したものです。絵はこれからも描いていきたいです。
でも描いている絵はまだ、絵と呼ぶほど高尚な芸術と思って描いてないので、いつか自分が幸せになれたとして、それでも自分は絵を描いているのかが気になります。
少しひょうきんな絵にはトライしてみたいです。

Q4.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

今年の『文化人・芸能人の多才な美術展』2020 のテーマですが、日本がさらに国際的にも評価される国であってほしいという願いから「絶大なる影響力と愛」をテーマとして開催することになりました。
当美術展の趣旨やテーマについて、吉村界人さんに共感していただいたことなど、コメントしていただけると幸いです。

A4. 吉村界人さん

確かに、僕自身も日本がさらに国際的にも評価をされるという願いはすごく共鳴できます。それは、海外の場で活躍することもそうですが、
日本人として日本で描いた絵、日本で行われてる今回の様な展示が世界で評価されたいと僕も思っています。
輸入してきたものを真似て広めるということより、0からの表現として輸出できる日本人の一人になれたら幸いです。

Q5.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

最後に、吉村界人さんのファンの方々に向けたメッセージをお願いします。

A5. 吉村界人さん

正直僕は、俳優を生業として本業として生きている人間ですが、
もしかしたらただ、吉村界人というものを生きているだけなのかもしれません。
これは自分に酔いしれているわけでも、格言を残したいわけでもなく、ただ応援してくださる方々に何で絵なの?と、問われたらそう説明するしかないからです。
とくにこういったアートに触れている瞬間は。
だから、人よりもより密度の濃い表現を自分の力で露呈できたらと思っています。
映像には映らない、音にもならない感情があったら何でも描いたらいいと思います。周りがそれを絵と呼ぶだけなので。
僕が描けるのでどんな人でも描けると思います。

■吉村界人さん プロフィール

1993年2月2日生まれ、東京都出身。
2014年『ポルトレ-PORTRAIT-』にて、映画主演デビューし、以降は数々の映画、ドラマ、CMなどで活躍。
2018年、第10回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞。
主な出演作は映画『百円の恋』(2014)、『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016)、ドラマ『獣になれない私たち』(2018/NTV)『いちごの唄』『Diner ダイナー』『わたしは光をにぎっている』『左ききのエレン』(2019/MBS/・TBS)など