『文化人・芸能人の多才な美術展』出品者の声
■LiLiCoさん
映画コメンテーターをはじめ、声優、歌手、小説家などで活躍中のLiLiCoさん。
今回、初めて「文化人・芸能人の多才な美術展」に出品していただきました。LiLiCoさんの出品作のエピソードのほか、お仕事やアートとの関わりについてお聞きします。
Q1.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
この度は、第16回『文化人・芸能人の多才な美術展』にご出品いただき、誠にありがとうございます。LiLiCoさんは、最近の活動として、4月19日(土)から放送を開始したフジテレビ系のドラマ「ファースト・クラス」の冒頭ナレーションを務めています。
ドラマは“女同士の格付け”から泥沼の闘いを描いたストーリーですが、視聴者からLiLiCoさんのナレーションが「ピッタリはまりすぎ」と評判ですね。今回のナレーションのお仕事では、どのような点に工夫されているのでしょうか?
A1.LiLiCoさん
今回はふたりの異なるキャラクターのナレーションを担当させていただいています。
英語の方はこれから起こる物語を激しく煽りながら、ちょっと上から目線でみんなを支配している感じを出してます。歌で言えばイントロであり、「今から始まるから覚悟しなよ!」それではGO!!!みたいな(笑)
日本語はダルめな感じで話していて、マウンティングと言う説明と同時に「わたしはもう勝ってますので」の空気感を出してます。
Q2.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
次は、美術展の出品作の「LOVE TREE」について質問させていただきます。
この作品は、フェルトを使って制作されたと聞いています。とても明るくて暖かみのある作品ですが、どうしてフェルトを使われたのでしょうか?
また、この作品に込められたメッセージや、エピソード等があったら教えてください。
A2.LiLiCoさん
フェルトの持つ暖かみは子供の頃から好きでよく指人形作ったりしました。
糸を使わなくてもさまざまな作品を作れますし、微かですが、立体感がお気に入り。
愛の木は育つものを表現。
今はすぐに個人名出さずに人をけなし落とせる時代。なかなか誰かを本気で応援するのが減った気がします。でも愛は育つもの。最初は苦手かもしれないけど、本気でその人の話を聞いてみれば良い人じゃん!ともっとコミュニケーションを取ってほしい意味も含まれています。言葉をちゃんと交わす。ネット上だけではなくちゃんと会う。
そんな人間愛を失ってほしくない。
苦しいときだけ支え合うのではなく、それが日常であってほしい。そう願っています。
Q3.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
LiLiCoさんは今回が初出品作となりますが、きっと沢山の方から反響があることと思います。また、是非ともチャレンジしていただきたいと思いますが、次はどんなものを制作されてみたいですか?
A3.LiLiCoさん
やはりフェルトを上手に扱えられる人になりたいので自分の絵とフェルトの合体も楽しいかと思います。
天才的な才能は無いが、見たら元気になれるものをこれからも作っていきたいです。
Q4.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
第16回『文化人・芸能人の多才な美術展』は、文化庁の「文化財レスキュープロジェクト」を支援する「東日本大震災復興支援文化財救済活動チャリティー企画」をテーマに掲げつつ、「アートのもつ自由な表現」にスポットを当てています。
当美術展の趣旨やテーマについて、LiLiCoさんに共感していただいたことなど、コメントしていただけると幸いです。
A4.LiLiCoさん
支えてあげたくてもその仕方がわからなかったり、なにが一番喜ばれるのか?みんないろんなことを考えると思います。
こうして人の心の中で生まれたものを表現出来、そしてまた別の人がそれらから何かを感じる。それはとても大事で素敵なこと。
また是非参加したいです。
Q5.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会
最後に、LiLiCoさんのファンの方や美術展にご来場される方へ向けたメッセージをお願いします。
A5. LiLiCoさん
楽しく生きてる様に見える人もたくさんの壁を乗り越えて来てます。
現実を見つめて、楽しい一日にしたいなら自分の一歩から始めよう。そしてたくさんの愛を育てよう。
■LiLiCoプロフィール
映画コメンテーター
スウェーデン・ストックホルム生まれ。18歳の時来日、1989年から芸能活動スタート。
TBS「王様のブランチ」に映画コメンテーターとして出演、他にフジテレビ「ノンストップ!」「SHELiCoの夜活」など、レギュラー出演番組も多数。映画、ファッションのイベントやトークショー、ラジオ、映画やアニメの声優も演じるなど、マルチに活躍している。
2011年ネイルクイーン協会功労賞受賞、2013年ベストジーニスト協議会選出部門受賞など
ファッションにも意欲的に取り組み、バッグブランド「Think Bee!」とのコラボ“LiLiBee(リリービー!)”のプロデュースも手掛ける。