『文化人・芸能人の多才な美術展』出品者の声

■押切もえさん

女性ファッション誌「AneCan」の専属モデルをはじめ、テレビドラマ、コマーシャル、書籍、写真集等、多方面で活躍中の押切もえさん。今回、初めて「文化人・芸能人の多才な美術展」に出品していただきました。押切さんの出品作のエピソードのほか、お仕事やアートとの関わりについてお聞きします。

Q1.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

この度は、第16回『文化人・芸能人の多才な美術展』にご出品いただき、誠にありがとうございます。最近の押切さんの活動として、ファッションモデルはもちろんのこと、昨年は小説家としてのデビュー作「浅き夢見し」が注目されていましたね。
表現することの意味においては、ファッション、小説、アートの世界も通じるものがあるように思います。
押切さんは、普段から絵を描かれることは多いのでしょうか?
絵を描くことになったきっかけや、今までに描かれた絵について教えてください。

A1.押切もえさん

絵を描くことは小さい頃から好きでしたが、大人になってから再び絵を描くようになったのは、テレビ番組のチャリティー企画に声をかけていただいたことがきっかけです。
描いた絵の売り上げが途上国への寄付金に役立てられるという企画だったのですが、私はお花をモデルにした水彩画に描いて出品しました。その時に自分の絵に興味を持ってくださった方がいたこと、また、それがチャリティーに役立つということがとても嬉しくて、以来、水彩の他に独学でアクリルでも描くようになり、それから油彩を習い始めました。油絵はまだ2年ほどです。花の絵、静物、動物の絵が多いですね。人の絵は…、以前、友達の似顔絵を描いたのですが、自分的にはあんまり似せて描けなかったのに泣いて喜んでもらえて。嬉しかった反面、もっと練習して上手にならないと、と思った瞬間でした(笑)

Q2.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

次に出品作の油彩画「HANA」について質問させていただきます。
この絵は、今回の当美術展の出品のために制作していただいたと聞いています。
この「HANA」に込められた思いや、制作する上で苦労したことなど、エピソードがあったら教えてください。

A2. 押切もえさん

お話をいただいてから、2週間ほどで描きました。シャガールの神秘的な絵のポスターをバッグに、優しく、強く咲く花を。日常の中のなにげない風景に、はっとさせられるあたたかさや華やかさ、きらめきなどを表現できたら、と思いました。

Q3.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

押切さんは、ファッションモデルの仕事を通じて、おしゃれでカジュアルに恰好良く服を着こなす「もえカジ」や、巻き髪の「押切巻き」といった独自のスタイルに多くの方の支持を集めていましたね。
きっと、押切さんが絵を描くことについても、注目するファンの方が多いと思います。
今後は、どのようなものを制作(挑戦)されてみたいですか?

A3.押切もえさん

大きな作品に挑戦したいです。そしていつか施設や病院などの壁に絵を描いてみたいと思っています。見た人の気持ちが明るくなるような作品を作れたらいいな。

Q4.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

第16回『文化人・芸能人の多才な美術展』は、文化庁の「文化財レスキュープロジェクト」を支援する「東日本大震災復興支援文化財救済活動チャリティー企画」をテーマに掲げつつ、「アートのもつ自由な表現」にスポットを当てています。
当美術展の趣旨やテーマについて、押切さんに共感していただいたことなど、コメントしていただけると幸いです。

A4.押切もえさん

今回のテーマは「東日本大震災復興支援文化財救済活動チャリティー企画」ですね。
私一人のできることは本当に小さいかもしれませんが、心を込めて描いた絵が、少しでも誰かのお役に立てば嬉しいです。また、同じテーマのもとにたくさんの素晴らしい方々が作品を出品されているので、みなさんの作品やその作品に込めた思いを観客者として拝見するのも楽しみですし、自分でもできるだけたくさんの方に観て、知っていただけるようにお声がけしていこうと思っています。

Q5.『文化人・芸能人の多才な美術展』実行委員会

最後に、押切もえさんの多くのファンの方々へ向けたメッセージをお願いします。

A5.押切もえさん

今回チャリティーがテーマになっている美術展に参加できることをとても光栄に思っております。たくさんの素敵な方々の絵とご一緒に参加できることを心から嬉しく思っております。

■押切もえプロフィール

1979年生まれ。千葉県出身。
ティーン雑誌の読者モデルから、「CanCam」の専属モデルを経て、現在は「AneCan」の専属モデルを務める。

2009年に出版した書籍「モデル失格」がオリコン2009年上半期「タレント本」で1位に輝く。2010年、AERA・AneCan両編集から「reborn〜30歳で生まれ変わる」・「心の言葉」の2冊同時発刊という出版業界では異例のコラボを果たした。2013年には、処女小説となる「浅き夢見し/小学館」を発刊し小説家としての道も歩み始めた。

現在は、モデル業の他、テレビ・ラジオや広告キャラクターにデザイン業・執筆活動と多方面で活躍中。 

■主な出演歴

【雑誌】小学館「CanCam」「AneCan」
【広告】全日空、ヴェリタス・インベストメント、AOKI、D-up
【ブランド】福助株式会社、株式会社ベストブライダル
【連載】AneCan「押切美道」「SALON de MOE」、AERA「日々、萌え」、シティリビング「もえレッスン」、スポーツニッポン「たてがみと夢」
【TV】CX「平成教育委員会」、NTV「世界一受けたい授業」、EX「オモ☆さん」「くりぃむクイズ ミラクル9」、TBS「人間!これでいいのだ」、TX「恋するソウル」「旅RUNガール」、NHK「英語でしゃべらナイト」
【ラジオ】bay fm「Moe's up」、文化放送「押切もえのTOKYO DISCOVERY」
【書籍】小学館「モデル失格」「心の言葉」「浅き夢見し」、朝日新聞出版AERAムック「reborn 〜30歳で生まれ変わる〜」、扶桑社「LOVE my LIFE!オトナ女子のための自分磨きレッスン 」、学研「押切もえの恋する ソウル完全ガイド 女子力UP↑キレイの旅をナビゲート!」