『文化人・芸能人の多才な美術展 2017』に関する概要(2017年7月13日更新)
特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会(理事長・松岡久美子)と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、7月22日(土)から9月3日(日)までの間、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(所在/群馬県富岡市黒川351-1)を会場として、俳優、ファッションモデル、ミュージシャン、スポーツ選手、ダンサー、弁護士、写真家、画家、漫画家、国会議員など、総勢101名(約150点)もの美術作品を一堂に紹介する、第19回『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催します。
全国を巡回するこの『文化人・芸能人の多才な美術展』は、今回が19回目を迎え、幅広い層の方々に多才な作品を鑑賞してもらうことで、鑑賞者も創作意欲を掻き立て芸術活動に挑戦するなど、一人ひとりの誰もが文化の担い手であることを認識していただく場となることを1つの目標としております。
平成11年から福祉活動支援チャリティーとして開催してきた本美術展は、平成18年から文化財保護活動支援のためのチャリティー企画として実施。
平成23年には、東日本地域が未曽有の災害に見舞われた後、風化させることなく「東日本大震災救済応援特別チャリティー企画」をテーマに開催しました。平成28年4月には、熊本地震などの被害を踏まえ、未だ震災に伴う多くの苦しみと闘う人々と地域の復興支援を願うと共に、震災で傷つき、壊れた貴重な文化財の修復を行う活動「文化財レスキュープロジェクト(文化庁)」を支援しようと、「震災復興支援文化財救済活動チャリティー企画」をテーマに実施しています。
芸術は、物質的・精神豊かな環境の中から育まれていくものであり、この豊かさがなければ文化的なものは生まれてきません。そして、その豊かさによって、それぞれの時代を代表する芸術品も誕生し、保存され、それらは世代を超えて愛され、人々の心を豊かにしてきました。真の美しさとは、人を心地よくさせ、癒してくれる力を持っていなかればなりません。「豊かさ」も寛容で寛大であり、生きている全てのものに関して優しく包み込める力があります。
本美術展は、そうした「美しさと豊かさ」を担う文化人・芸能人の多才な作品を紹介しながら、その根底には今回のテーマそのものが内存する文化財を保護し、文化財建造保存技術なども含め、日本の伝統文化を守り、それを後世に伝えていくという目的があります。
特に今年は、日本が世界に誇れる若き才能ある芸術・文化の力を世界に向けて発信していきます。
そして、今回が初出展となる注目は、シンガーソングライターとして世界中で活躍するピコ太郎の衣装を展示。本美術展では、見る者に強烈なインパクトを与え、その象徴ともいえるヒョウ柄の衣装と、金色の腕時計の実物をクリテイティブ作品として公開します。
また、2010年FIFAワールドカップ日本代表として活躍した松井大輔が南アフリカ大会で着用した日本代表選手23名全員の直筆サインの入ったユニフォームと使用したスパイクシューズを初出品するほか、生誕80周年の美空ひばりの水彩画、漫画家の大島司が人気漫画「シュート!」の黒色鉛筆・アクリル・カラースプレーを使用した3点の原画、モデルの柴田あやなが水彩画、ミュージカル歌手の水島優がミクストメディア(作品素材として、様々な媒材や手段を使っているという意味)、CM・映像ディレクターの森ガキ侑大が映像と立体オブジェ、現代美術の小松美羽がミクストメディア、参議院議員の山本一太、衆議院議員の小渕優子、参議院議員の中曽根弘文が書を出品するなど、様々な分野で活躍する著名人が多数参加するとともに、富岡市にも縁のある群馬県出身の作家も出品します。
更には、政界からも、内閣総理大臣の安倍晋三氏の書「不動心」をはじめ、自由民主党 副総裁の高村正彦氏、元内閣総理大臣福田康夫氏、財務省正門の看板の文字を書かれた副総理・財務大臣の麻生太郎氏などの歴代の総理、外務大臣の岸田文雄氏などの23名の方々が参加し、書や絵画などを出品。
今年の本美術展は、総勢にしてエンターテインメントアートとしては国内最大規模の101名もの作家が参加し、合計にして約150点もの作品を一挙に公開します。
アートは、どのような環境であっても、誰もが平等に与えられる表現の世界であり、その作品が持つ創造力は、私たちの生活を豊かにしてくれるエネルギー源となります。本美術展を通して、出品作家の創造力などから生み出された作品の数々、それら作品に込められた強い想いやメッセージを伝え、ご来場いただく皆様にエンターテインメントの原点に戻り感動を与えられることを願っています。
なお、本美術展の会場は、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館を皮切りに、順次、全国の美術館、博物館、国公立文化施設、商業施設、百貨店などを巡回していく考えです。