第16回『文化人・芸能人の多才な美術展』に関する概要(2014年5月30日更新)

特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会(理事長・松岡久美子)と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、6月25日(水)から6月29日(日)までの5日間、スパイラルホール(東京・青山/スパイラル3F)を第一会場とし、俳優、ファッションモデル、ミュージシャン、スポーツ選手、弁護士、写真家、画家、国会議員、漫画家などの美術作品を紹介する第16回『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催します。

全国を巡回するこの『文化人・芸能人の多才な美術展』は、幅広い層の方々に多才な作品を鑑賞していただくことで、鑑賞者も創作意欲を掻き立て芸術活動に挑戦するなど、一人ひとりの誰もが文化の担い手であることを認識していただく場となることを一つの目標としております。

平成11年から福祉活動支援チャリティーとして開催してきた本美術展は、平成18年から文化財保護活動支援のためのチャリティーとして実施。平成23年は東日本地域が未曽有の災害に見舞われたこともあり、一昨年から「東日本大震災救済応援特別チャリティー企画」として開催しています。
今年16年目を迎える本美術展は、未だこの震災に伴う多くの苦しみと闘う人々と地域の復興支援を願うと共に、震災で傷つき、壊れた貴重な文化財の修復を行う文化庁の「文化財レスキュープロジェクト」を支援する「東日本大震災復興支援文化財救済活動チャリティー企画」をテーマとして掲げながら、人物の内面を映し出す「顔」を芸術として捉え、その顔に現れた内面の魅力やカリスマ性を「アートのもつ自由な表現」によって制作した作品の数々を紹介していきます。
特に今回は、各国の大統領やハリウッドスーパースターなどの歴史に名を残す人物を撮影することで知られる写真家のHenry Grossman(ヘンリーグロスマン)氏の協力のもと、一般に初公開となる、ロバート・ケネディ、ジャクリーヌ夫人、リチャード・ニクソン、ジミー・カーター、ビートルズ、メリル・ストリープなどの貴重な作品を公開。
Henry Grossman氏の作品は、人の顔は人生のキャンバスであり、まるで人の顔こそが芸術であることを証明するかのような、人物の内面性を浮き彫りにした写真を数多く紹介していきます。
また、今回が初出展となる作家は16名の参加となり、人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカリスト・Fukase氏がバンドのメンバーの顔を描いた「DJ LOVE」をはじめ、国内外で活躍する俳優の役所広司氏が「亀甲獣骨文字(きっこうじゅうこつもじ)/中国・殷(商)の時代に行われた漢字書体の一つ」を使った書の作品「歌」や、ファッションモデルの押切もえさん、舞川あいくさん、女優の土屋アンナさんらが絵画、写真などを出品するほか、映画コメンテーターのLiLiCoさんはフェルトを使った作品、結城アンナさん、若手芸人・人気上昇中の「どぶろっく」の森慎太郎氏が水彩絵画を出品するなど、様々な分野で活躍する著名人たちの作品を一挙に公開します。
更には、政界からも、内閣総理大臣の安倍晋三氏をはじめ、自民党幹事長の石破茂氏や元内閣総理大臣福田康夫氏、麻生太郎氏、鳩山友紀夫(由紀夫)氏、前自民党総裁谷垣禎一氏、初出品の自由民主党総務会長野田聖子氏、参議院議員太田房江氏など21名の方々が参加し、書や絵画などの作品を出品。今回の美術展は、総勢にして93名もの作家が参加するとともに、合計にして149点もの作品を紹介します。
アートは、どのような環境であっても、誰もが平等に与えられる表現の世界であり、その作品が持つ創造力は、私たちの生活を豊かにしてくれるエネルギー源となります。本美術展を通して、出品作家のカリスマ性、創造力などから生み出された作品の数々、それら作品に込められた強い想いやメッセージを伝え、ご来場いただく皆様にエンターテインメントの原点に戻り感動を与えられることを願っています。

本美術展の会場は、スパイラルホール(東京・青山/スパイラル3F)を皮切りに、現時点では東北・山形の酒田市美術館で開催することが決定されており、順次、全国の美術館、博物館、国公立文化施設、商業施設、百貨店などを巡回していく考えです。